よくある質問
この調査について多く寄せられる問いと、斜視の基本についての問いをまとめました。調査の方法や数字の詳しい説明は「調査概要・運営ポリシー」に、斜視の症状や治療はコラムに、それぞれ詳しく書いています。
① この調査について

Q1. この調査は、何を調べたものですか?
日本弱視斜視学会の名簿をもとに、全国273の医療機関へ郵送でアンケートをお送りし、斜視手術を行っているかどうかと、2023・2024・2025年の手術件数をうかがった調査です。調査期間は2026年4月9日から4月30日(締切)で、75施設から回答をいただきました(回答率27.5%)。調査はTHE J.V.株式会社が行い、毎年の実施を予定しています(次回は2027年4月に送付予定)。
Q2. 一覧には、どの施設が載っていますか?
締切までに回答のあった75施設のうち、斜視手術を行っている51施設を載せています。手術を行っていないとご回答いただいた24施設は、一覧には載せていません。このほか、締切後に追加でご協力いただいた施設を「追加ご協力施設」と注記して載せており、一覧の合計は52施設です。
Q3. 一覧に載っていない施設は、斜視手術をしていないということですか?
そうとは限りません。この一覧は調査に回答のあった施設の集計で、全国のすべての医療機関を網羅したものではありません。回答のなかった施設のなかに、掲載施設と同じかそれ以上に斜視手術を行っている施設がある可能性があります。掲載施設のない都道府県もありますが、その地域に手術を行う施設がないという意味ではありません。
Q4. 締切のあとに加わった施設は、どのように載っていますか?
締切後に回答をいただいた施設は、「追加ご協力施設(調査の締切後にご回答をいただき掲載しています)」と注記して載せています。件数の区分・表記・並び順は、締切までに回答のあった施設と同じ基準です。調査票が届いていなかった医療機関からの参加のお申し出も受け付けており、施設の実在を確かめたうえで調査票をお送りします。お申し出は掲載をお約束するものではありません。
Q5. 手術件数を、実際の数ではなく幅(帯)で示しているのはなぜですか?
斜視手術の件数は、施設が担う役割(地域の相談窓口か、難しい症例を引き受ける施設か)や、診ている地域の人口、数え方によって大きく変わるためです。1件の差に意味を持たせると、本来は比べられないものを比べることになりかねません。そのため件数は「500件以上/300–499件/150–299件/60–149件/30–59件/10–29件/0–9件」と「未回答」の区分で示しています。
Q6. 施設をランキング(順位)にしないのはなぜですか?
この調査は、医療機関の優劣や治療成績を比べるためのものではないからです。手術件数の多さは、治療の質や成績を示すものではありません。一覧は「施設名順」のほか「件数帯で見る」で並べ替えられますが、これは件数の区分でまとめた並びで、順位ではありません。
Q7. 件数の多い施設を選べばよい、ということですか?
いいえ。件数の多い・少ないは、治療の質や成績を示すものではありません。件数は、施設の役割や地域、担う症例によって変わります。
Q8. ほかのサイトで見たDPCの数字と、この調査の数字が違うのはなぜですか?
DPC(厚生労働省が集める、病院の入院医療のデータ)の公開データと、この調査とでは、集計の期間や対象の範囲が異なるためです。この調査は、DPCの対象ではない眼科クリニックなども含めて、施設への郵送アンケートで件数をうかがっています。そのためDPCの数字は、この調査の集計とは合わせず、「参考情報(別の指標)」として分けて示しています。
Q9. 掲載内容の誤りに気づきました。どこに伝えればよいですか?
「訂正・削除・調査参加のお申し出」のページで受け付けています。医療機関の方からも、読者の方からもお申し出いただけます。7営業日をめどに一次回答をお送りし、根拠を確かめたうえで訂正した場合は、訂正の履歴をページに記します。内容が事実である場合、掲載が不都合であることだけを理由とした削除には、原則として応じていません。
② 斜視の基本

Q10. 斜視とは、どんな状態ですか?
右目と左目の視線が、違う場所に向かっている状態です。ずれる向きによって、内斜視(内側)、外斜視(外側)、上下斜視などに分けられます。ふだんは両目の視線がそろっていて、片目ずつ隠して調べたときにだけずれが出る状態は「斜位(しゃい)」と呼ばれ、わずかな斜位はほとんどの人にみられるとされています。
Q11. 斜視は、子どもだけのものですか?
大人にもみられます。日本の保険診療のデータを使った全国調査では、斜視の人の割合は学齢期と高齢期(特に75歳以上)の2つの時期に高くなっていました。大人では、糖尿病や高血圧、頭のけが、加齢などをきっかけに斜視が起こり、物が二重に見えることがあります。
Q12. 手術のほかに、どんな治療がありますか?
斜視の治療には、眼鏡、プリズム眼鏡(光を曲げて二重に見えるのを軽くする眼鏡)、視能訓練(目の使い方の訓練)、ボツリヌス毒素の注射、手術などがあります。どれが検討されるかは、斜視の種類や年齢、困っていることによって異なります。それぞれの特徴は、コラム「斜視の治療法一覧」にまとめています。
Q13. 斜視の手術は、何歳でも受けられますか?
年齢だけで一律に決まるものではなく、目の状態や全身の状態、手術の目的などをあわせて検討されます。国内の眼科施設を対象にした2021年の調査では、斜視手術を受けた人のうち20歳以上が48.2%、60歳以上が17%でした。
Q14. 斜視の手術に、保険はききますか?
医師が治療上必要と判断した場合、斜視の手術は公的医療保険の対象になるとされています。自己負担の割合は年齢などによって決まり、入院の有無などで費用も変わります。制度の考え方は、コラム「斜視手術は保険適用? 年齢別の自己負担割合と費用が変わる点」にまとめています。
Q15. 診察のときは、何を準備しておくと話が進みやすいですか?
いつから気づいたか、どんなときに目立つか、困っていることの3つを整理しておくと伝えやすくなります。正面から撮った写真(時期の違うもの)、いま使っている眼鏡、お薬手帳、健診の書類や紹介状があれば、あわせて持っていくと役立ちます。書き込んで使える「診察のときに伝えたいことメモ」(印刷用)も用意しています。